静岡県東部の沼津にある当クリニックへ県中部の都市から相談に来ることはほとんどない。
夕方、中部の都市から今年大学に入った女性が母親とともに顎変形症の相談に来た。
すでに昨年よりメールや電話での相談があり、中部で多く顎変形症治療を行っている矯正専門の歯科医院を紹介してあった。
そこで、既に相談が済んでいるのにわざわざ沼津まで相談に来院された。
その内の1軒は私の先輩のフカワ矯正歯科医院で初診相談をしている。
私のより多く症例をてがけ、素晴らしい治療をしている、わざわざ遠く通う必要はなく、府川先生に治療していただくことで了解していただいた。
しかし、なぜ私の所までわざわざ来られるのだろうと疑問をもった。
それは、症例の提示の仕方のようだった。
私の場合、ホームページに治療前後の写真を顔面、口腔内と比較している。さらに検索機能も付けている。
そのことが、見やすく、良く治っていると理解いただけたのだろう。
このようなホームページでの表示は患者さんが症例のことを知り、医院を選択するのに役立っているはずだ。
それなのに、この表示の仕方は医療機関のホームページのガイドラインで禁止されることになったようだ。
たとえ、修正など加えない事実そのままの治療前後の写真でも認められないという。
きっとトラブルがあったから行政はこのような規制をするのだろうが、情報の遮断になってしまうのではないか。
ホームページに載せた300例ほどなってきた治療前後の写真をこれからどのようにしていくか考えていかなければならない。
特に今日のように役立ったことを聞くと何らかの形で必要な方には見ていただけるようにしたいものだ。