夕方、早めに診療を終えて静岡へ出かけた。
日本臨床矯正歯科医会静岡支部主催の講演会を聴きに行った。
講師は昨年、静岡こども病院の形成外科に赴任してきた加持先生のだった。
現在、矯正歯科は健康保険での治療で唇顎口蓋から始まり裂先天異常の50以上の傷病が対象になっている。
その多くはこども病院での診察後、適切な年齢で紹介されてくる。
そのなかで歯科はもちろんだが形成外科との関連が深い。
そこへ医師免許と歯科医師免許の両方をもった若い先生が赴任してきた。
そして、積極的に矯正歯科医と連携を模索しているようだった。
それが今回の講演の背景にあった。
矯正歯科に比べて形成外科は驚くほど大きく変化する。
30年くらい前に初めて形成外科の講演を聴いたとき、矯正歯科がなんて小さなことをやっているのかとがっかりしたことを思い出した。
今回はその後知識が増えたためそれほどの感動はなかったが、素晴らしい先生が静岡へきて子供の医療が発展することが期待できた。
また矯正歯科との連携ということで一緒に患者さんを診ることにもなるだろうと期待している。