学会の初日、専門医更新の症例を審査してもらうため症例を提出しただけで、その日の予定が空いてしまった。そこで静岡市開業の府川先生と富士市開業の片岡先生と3人で大宰府にお参りに行くことにした。西鉄線で30分程で着いた。駅前に天満宮があり、その境内を散策した、月曜日にもかかわらず結構人出があった。季節がら菊の展示会、その横で日本酒の試飲会があり、おいしく頂いた。大宰府は平安時代の九州の中心地、古都の史跡を寒い中、歩き訪ねた。そして帰りはJRの駅を探すこと、予想外の距離を歩くこととなった。やっと都府楼南駅にたどり着き博多までなんとか戻ることができた。日ごろ歩いていない私たちに天神様が運動を課したのかもしれない。お腹をすかせて博多駅にもどり迷わず博多ラーメンを食べることとなった。その後は学会場の国際会議場、マリンメッセとホテルとの往復であった。そこでは顔見知りの矯正歯科医、業者とも多く出くわすが、それよりとっても多い若い人をみる。それだけ、年を重ねてきたものだと痛感する。その日の講演や展示が終われば親しい人たちと飲むことになる。これまた情報交換の場であり、明日の臨床に役立つことも多い。そんな日を過ごし、疲れはてて重い荷物とともに福岡空港を飛び立ち帰路に着いた。