現在18歳の今日、再相談に女性は2011年に当クリニックに相談に来ている。
そのときの口腔内写真を見ると結構厳しい叢生にみえる。
今日の相談のため口腔内写真を撮影すると、けっこう整った歯列咬合になっていた。
そこでまずその事情から聞いてみた。
2011年の相談の後、床矯正を始めたそうだ。治療期間は4年かかったという。
今日の主訴は上顎中切歯、側切歯間のステップと右下3の捻転と言うことになっている。
でも問診票には出っ歯に〇がついているし、顔つきも気になるとなっている。
私の見たところでは、床矯正ではよく仕上がっていると感じた。
両側臼歯咬合関係はⅠ級、目立った叢生もない。
これで患者さんが満足してくれたのならば、非抜歯で治療できたわけだからとても良い結果だと思った。
でもこうして患者さんが相談に来るのだから、患者さんの希望には応えれていないわけだ。
今日の状態を見たときに、「だから抜かなかったのがいけないんだ」と言い切りたくない。
結局、当クリニックで検査することになった。診断時に抜歯、非抜歯をよく相談しなければならないだろう。