2018年8月27日の記事

今日の新患は８歳の男子、主訴は下顎前歯が１本足りないとのことだった。

指摘してくれた一般歯科医院からパノラマX線写真のプリントをもらってきたため話がしやすかった。

確かに左下側切歯が先天欠如していた、その部の乳歯が癒合歯だったと言っていた。

加えてややバイトが深く、下唇を吸う癖も見受けられた。

この場合、混合歯列期で治療を行うか、永久歯列まで待つか考えるところだ。

下顎前歯がなく、出っ歯傾向なのだから、永久歯列での仕上げは必ず必要と思う。

だからこの時期にはなにもしないほうがよいか、バイト挙上やオーバージェット減少をしておいた方が良いか。

そんな時いつも説明するのは、永久歯列から始めても、この時期（混合歯列）から始めても当クリニックへでの料金はあまり変わらない。

しかし、ここから始めると患者さんの通院、装置、協力などの負担は長くなる。

そのことはできるだけ避けたいが、それに勝る価値がこの時期の治療にあれば行った方が良いと思っていると説明する。

その考えでいくと、明らかに抜歯ケースの患者さんは待つ。また明らかに外科ケースも待つことになる。

今日の初診の患者さんは永久歯での治療は必ず必要となると思うが、この時期に治療しておいた方が良いかなと思った。

持参のレントゲン写真では上顎両側側切歯が脱落寸前だったので、それが交換したら診せていただき決定しましょうと言うことになった。

矯正相談

｜ブログ｜2018年8月｜18:59:30