今日の最後は再相談、先週初診で矯正相談をした20代女性が再度相談に来院した。
その患者さんはすでに子供の頃、一般歯科で矯正治療を受けている。
その結果に満足できず、矯正専門の歯科医院を3軒訪ねていて当クリニックで4件目という。
そのうち2軒では検査診断までしている。その専門の診療所での診断の抜歯が受け入れられないようだ。
私は常々、抜歯か非抜歯か、抜歯とすればどの部位かは矯正治療にとって大事な診断でその前に結論的なことは言わない。
しかし、そこの所を聞きたいという患者さんの気持ちも十分分かる。
今日、患者さんは診断時に患者さんの希望の非抜歯を受け入れてくれるようなら検査を受けるつもりだったようだ。
しかし、私の知っている矯正専門医が二人とも検査の上で「抜歯」の結論をだしている。
それをまだ検査の前に抜かないことを約束するわけにはいかない。
本来、検査診断して決めることだが、検査診断料だってけっこうかかる。
それで、抜歯で診断・治療方針を受け入れてもらえなけらば、また患者さんの負担が増すだけになる。
だから、抜歯しないことを確約できないので検査はしないことにした。
患者さんが自身の考えている抜歯しないで満足な結果が得られることが一番良いのだが・・・。、
検査・診断をしていないので、詳しいことは言えないが、よい矯正歯科医に巡り会い、以前の失敗を繰り返さないことを願っている。