先日、メール相談があった7歳男子に矯正相談があった。
メールの添付写真をみて右上中切歯が90度近く回転し、正中離開があった。
だからその返信に、過剰歯について書いておいた。
当然、一般歯科でそのことを指摘されているか、抜歯された後かと思っていた。
今日、そのことを聞いてみたら、一般歯科で相談していないし、抜歯もしていないという。
口蓋側にも萌出している様子はなかった。
そうなるとレントゲンを撮るしかない。
その部分だけに関しては健康保険でデジデンタルを撮影することがよいとして了解を得た。
実際に撮影してみると、正中部に埋伏過剰歯が写っていた。
やはり経験からくる勘は正しかった。
近頃では医療で診ただけでは分からないことが検査機器で調べられるようにになってきている。
それは素晴らしいことだが、機器のデータを見る前に予測することが大事ではないかと思う。
先入観も客観的に見ることができずにいけないがデータをぼんやり眺めていても適切な診断にはならない。
そんなことを今日の初診で感じた。