一部の保険適用を除き、矯正治療は自費で、診療所ごとに違う。
当クリニックも開業当初は診断時に料金を決めて治療開始時に一括していただいた。
それに抵抗を感じて20年ほど前より、治療の進行に伴う分割払いとした。
そして上限を決めて、最初に料金を決めずに、終わるときに決まることにした。
最初は不安を感じたが、大きなトラブルもなく、今では良い方法と思うようになっている。
それは、永久歯列のみで、混合歯列の分割はだいぶ遅れた。
それでも、現在は混合歯列も定着した。
その後、混合歯列の治療がすみ、永久歯に全部交換して永久歯列での治療に入る時の分割も考えた。
これについてはやっと症例が少しずつ出てきたところだ。
そこの流れについては、もう少し検討の余地があると思う。
数が少ないが、永久歯列への移行がスムーズでなかったり、永久歯での料金が永久歯でになってから開始したケースより低くなる。
混合歯列で努力したのだから永久歯列で低料金となるのは妥当という考え方もあるかもしれない。
でも初診時患者さんには、永久歯から始めても混合歯列期から始めても料金はほぼ同じですと説明している。
まだケースが少ないので、もう少し増えたら、どう考えたら適当なのか検討したい。
来年、消費税が10%になるという。このような機会が料金改定には良さそうな時期に思われる。
よく考えて適切な料金を患者さんに提示できるようにしていきたい。