今日最後の予約は矯正相談だった。
20代後半の男性、1級叢生で両惻々切歯がクロスバイトだった。
両側の臼歯関係はともにAngleⅠ級。
ただしやや口元は出ているため、たぶん非抜歯は不適当に思えた。
それでもⅠ級叢生、抜歯ケースとしての治療は容易だ。
近頃、そんなケースは少なく、治療方針を悩むケースが多い。
それでも大人だからブラックトライアングルの説明はしっかりしておいた。
矯正歯科への相談は初めてだというので、他院への相談も確認したが次回検査の予約を取っていった。
その前の相談は12歳女子、左上犬歯の低位唇側転位、いわゆる八重歯だ。
他はまあまあ並んでいて、口元はややでている。
開業当初には犬歯を抜歯してから相談に来て困ったことがあった。
今はそんなこともなく、抜くのなら良く矯正歯科で相談してからと一般歯科でも矯正に対しての理解が深まった。
こちらは近く留学希望で予定がはっきりしてから決めることになった。