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顎変形症と自覚

昨日、電話で顎変形症と自分で言って初診相談の予約を取った患者さんが昼前に来院した。

26才男性だが明らかに骨格性の反対咬合で下顎の右側偏位も見られる。

いつものように口腔内写真を撮るが、とても口腔内の状態が悪い。

口腔清掃が不良で、歯肉の状態は悪く、う蝕、残根など見られた。

顎変形症かどうか悩むケースはまず矯正のみでの自費料金から話し始める。

しかし、今日は明らかに顎変形症なので、保険治療の説明しかしなかった。

一通り説明したのだが、受付での会話から今年10月には遠方へ転居が予定されていると聞いた。

それでは、当クリニックでの顎変形症の治療をしている期間が無い。

現在の口腔内の状況からを装置がつけられる環境にするまでに数ヶ月かかるだろう。

その後に装置をつけてもあまり治療は進まない。

それなら転居先で治療を始めた方が良い。

だから今日は顎変形症の治療の流れを説明した。

転居前に確実に口腔内の状況を良くしておくこと。

そして転居後、顎口腔機能診断施設を探すこと。

当地域で数件しかない。転居先はもっと田舎のような気がした。

そうすると見つかるかどうか、また見つかっても近くに手術をしてくれる病院があるかどうか。

その様な話で終わった。まだ若い方なのでこの先、顎変形症治療が上手くいくこと願っている。

矯正相談

 

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