顎変形症の施設基準には顎運動の計測器があるとが条件の一つとなっている。
当クリニックでは基準にかなう機器を持っていて検査にはそれを用いている。
スタッフが準備するのだが、なんとも使いにくい機器だ。
だからといって高価な上、診断にあまり役立つとも思えないので買い直すわけにも行かない。
そこで、現在ある器械の使い勝手をなんとか便利にできないかと数週間前から考え少しずつ工夫してきた。
そして今日いよいよ実験となった。
モデルは私が務めた。
頭部へのセンサーの固定はベルト型からヘルメットに変えてみた。
歯列で固定するトレーはシリコン印象から加熱成形板にかえた。
ほかにもいくつか工夫して実験してみた。
今日は診療が忙しく、空いていた15分程度で行った。
結果はまだ工夫は必要だ、なんとか実用になりそうだと思えた。
これからも工夫して患者さんやスタッフがらくにデータがとれるようにしたい。