今日の診断は30代後半の女性だった。
診断で説明する内容は昨日書いてあるが今日最初の患者さんがとてもよく似ていた。
30代前半の女性で、側切歯がクロスバイト(左右は逆だったが)下顎が叢生、両側臼歯咬合関係は1級と。
診断で一通りの説明を終えて後、この患者さんの初診時模型をみせた。
そっくりであることは患者さんも認めて現在の状態をみせてほしいとのことだった。
個人が特定できないようにして今日撮った口腔内写真のみをみせた。
10ヶ月経過だったがクロスバイトや叢生はほとんど改善していた。
細かいことを言わなければもう少しで終わることも可能と言った。
今回の診断での治療方針は非抜歯で上下顎の側方拡大を最初に行うことにしていた。
そっくりなケースの同じやり方で10ヶ月後の改善状態を見て安心したようだった。
そこで紹介したケースからの別の問題点も同時に説明することができた。
非抜歯で行うと側方拡大で主にスペースを得ていくわけだがどうしても前方へも出る傾向がある。
そうすると口とが出ることになる、その解決は抜歯への方針転換と言うことになる。
その問題は似たケースで起こったため説明して途中で相談して、やはり非抜歯で継続したことも伝えた。
年齢からもあまり大きく歯を動かしたくない。短期で終わりたい。
でも抜歯に方針変更するのなら早めにしたい。このようなことに理解を求めた。
非抜歯で早期に終わり口元への不満を言われないことを願って治療を開始する。
治療について