顎変形症は手術を伴う矯正治療で保険適用となる。
その数が極端に増えているわけではないが年間数名、時には二桁になる。
そして、主に手術を横浜の2病院でお願いしていたときは、切り方などお任せしていた。
ところが最近お願いしている地元の静岡医療センターでは切る部位や量など関わることが出てきた。
そのため、以前から会員だった顎変形症学会だが、最近では参加することも多くなってきた。
今日と明日は東京で開催されるために参加することにした。
特に、外科のシュミレーションを3Dのデータに基づき分析や治療方針、サージカルスプリント作製など発表も散見される。
その辺に興味があった。プログラムタイトルからは夕方のイブニングセミナーがそれに当たるようだった。
それを聴くために午後を休診して出かけていった。
それは一人は日本人、もう一人は韓国人の講師だったが、座長を含めてすべて英語での講演だった。
全くしらない分野の講演ではないので、分からないわけでないが理解できない面もある。
その点では残念だったが、他にもその系統の口演やポスター発表もある。
それらは大変刺激となり、これからの臨床に参考になった。
また、手術や矯正治療は上手くいっても精神的な問題からのトラブルへの対応の講演もあった。
難しい問題だが、20分ほどで判定できるの基礎的な質問があるという。
しかし矯正の初診でそれを実行するのは難しく現実はどのようにしたら良いのか悩んでしまう。
他にも勉強になることがたくさんあって参加して良かった。