今日の初診相談は中学3年生女子、地元の歯科医院で当クリニックを紹介してもらったそうだ。
電話で顎のことを指摘されていたようなので顎変形症かと予想はしていた。
診ると反対咬合で下顎の左側偏位が認められる。
顎変形症としての治療になるかどうか迷うケースがあるが、今日の場合は迷わず顎変形症としての説明を始めた。
紹介の歯科医院で小さい頃より顎の成長発育のコントロール(上顎前方牽引装置)をしていたそうだ。
成長はわからないので、こうなってもやむを得ないが残念なことだったろう。
女の子の場合、中学3年でのでの相談は適当だと思う。
まず口腔外科へ相談に行ってもらい、検査して当クリニックでも検査して診断する。
高校入学後の夏休みに術前矯正を開始する。
1年間の術前矯正の後、高校2年生の夏休みに手術を受ける。
そして術後矯正を半年あまりして保定に入ると高校生でいる間にほとんど終わってします。
それが、近隣の自治体では高校生まで医療費の補助が出るようになってきた。
そこで、このような増えるのではないかと思っていたが、じわじわ増えてきたような気がする。