ネットに載るホームページには距離感がない。
メール相談ではたまにだが、とても通院不可能な距離からの相談もある。
でも実際に治療に通う距離は限定される。
今日は静岡市から患者さんがメール相談ではなく来院して相談に来た。
静岡市は県庁の県庁の所在地だからそれなりの賑わいと矯正歯科医も多くいる。
そしてそこから60キロほど離れた沼津まで相談に来る人は少ない。
相談内容は3年ほど治療したがその結果に満足できないことだ。
見てみると、その不満もなっとくでき、否定できない。
だからといって、それすぐに治療できる方法を提示し、遠距離を通院してもらうこともできない。
当然、静岡市でも何軒か矯正歯科医に相談しているようだ。
その上でここまで相談に来るように至ったことは、矯正歯科に携っている者として申し訳なく感ずる。
既に相談に行っている医院もあったようだが、私の知っている3人の静岡市の矯正歯科医院を伝えた。
今日の相談者をみて、治療方針の立て方の難しさを感じた。
相談者を見る少し前に似たような患者さんを診ていた。
最初の治療方針で行き詰まり,患者さんと相談して別の方針(追加の抜歯)をした。
その結果、期間は多少余分かかる程度で良い結果が見込まれる程度になった。
治療が難しいこともあるが、患者さんの満足のいく結果を出さなければならないと常々感じている。