毎日の診療で気付いたこと

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反対咬合の治療時期

午前中に16歳男子が来院した。

その患者さんは10歳の混合歯列時に反対咬合の治療を行っている。

その時でも明らかに骨格性の下顎前突で成長が心配な症例だった。

どうするか相談の上、その時期に被蓋改善を行うことにした。

1年程度で程よい被蓋となり積極的な治療は終わり観察に入った。

この治療はチンキャップも使ったが成長抑制の目的はなかった。

だから被蓋改善したら短期間で終了した。

当然、予測されてことだが被蓋は浅くなり、昨年切端咬合。

今日診た状態は切端でもわずかにには反対気味だった。

そして身長の伸びはまだ残っているようだった。

患者さんにどうしたい尋ねた。

答えは相談に来たときのひどい(バイトの深い)反対咬合ではないのでこれでいいと。

来年、診させてもらうがおそらくこれで終わっていくのだろう。

午後には混合歯列の骨格性反対咬合が相談に来た。

こちらは保護者の希望により、この時点での被蓋改善より症例の外科矯正ということになった。

簡単な資料をとって観察していくことになる。

手術は10年後くらいになるだろう。

骨格性の強い不正咬合は手術併用が一般的になってくるように思える。

どのような結果を患者さんが望むのか、それによって選択が異なってくる。

矯正相談

 

 

 

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