毎日の診療で気付いたこと

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過蓋咬合の相談

偶然キャンセルがあった午後の時間に初診相談の電話が入った。

すぐ来られるとのことで来院してもらい相談することになった。

見ると過蓋咬合の男子中学生だった。

下顎前歯が全く見えないほど深い。上顎前歯は舌側傾斜しているため前突感はない。

またAngleⅡ級2類の典型的なような側切歯が飛び出しているわけでもない。

だが、その咬合をふだん診もらっている一般歯科で指摘された。

そこにアルバイトに来ている矯正歯科医に診てもらったが良く理解できなかったという。

そこで矯正もやっている一版歯科医に相談したら、矯正専門を数件紹介されてという。

その1件目が当クリニックだった。

まず、その咬合の問題を歯科医に指摘される前に本人や保護者が気づいていたか質問した。

過蓋咬合を気づいて相談に来る方は少ない。やはり気づいていなかった。

そして、指摘されてもなぜ問題なのか疑問を持つ。

それらに矯正専門医としてお答えする。

一般的には、上顎切歯口蓋側に下顎前歯が食い込み傷つける、顎関節の問題が起きやすいとされている。

しかし、それらも起るとは限らないし、自覚がない場合もある。

やはり、矯正歯科は指摘されてだけでなく強い主訴(動機)がないと成功しないと思う。

このケース場合、それがはっきりしているかどうか分からなかった。

だから、よく考えて、さらに他の矯正歯科医の意見を聞くことも良いと説明した。

だが、夕方、次回検査の予約が入った。

やっていく以上、良い結果を出すように治療していきたい。

矯正相談

 

 

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