矯正治療は何歳でもできることになっている。
しかし、ふさわしい年齢はあるということを何度もブログに書いている。
それは大人についてのことを書いてきたが、今度は低年齢についてだ。
先日電話で5歳の相談があった。
当クリニックでは前歯部が永久歯に交換した8歳程度を初診の目安にしている。
だから電話の時点で相談の延期をお勧めした。
しかし強く希望されたので、今日の機会を設けた。
上下顎前歯部に隙間が多い反対咬合だった。
顔つきもやや下顎前突傾向かとみたがはっきりはしない。
当クリニックでも昔はこの程度の反対咬合をこの年齢から長期にわたってチンキャップで成長抑制を行ったことがある。
しかし、今はうちだけではなく、ほとんどチンキャップは使われなくなったようだ。
そんなことを説明して治療はまだ開始しない説明をした。
患者さんの保護者は当クリニックを入れて矯正歯科を三軒紹介されてそうだ。
他の歯科医院では乳歯列からの治療を開始する提案があるかも知れない。
それが希望なら、それも可能ではないかとも伝えた。
成長が終わるまで長期にわたって診ていく矯正専門での治療。
できるだけ負担が少ないように適切な時期に短期間で効果がでるようにしたい。