今日はマルチブラケットをはずして2年ほど経過した患者のオフィスホワイトニングを行った。
その前にシェードガイド(色見本)による評価を行う。その際にまず私が評価して、それを告げずにメモしておく。そして患者自身に自分で鏡を見ながら評価してもらう。多くの場合は一致して、その色と年齢、嗜好品などの話をしてホワイトニングに入っていく。
しかし、それが一致しない場合に法則のようなことが見出されて面白く感じている。
同じシェードガイドをみても、気にしていないときには、私の評価より明るい色と評価をして、気にするようになると暗い色と評価をする傾向があると思う。
この例では1年半前、ホワイトニングの紹介をして試しに評価している。その時には私の評価は3~4、患者の評価は2、それが今日は7という。私の評価は変わっていない。
矯正治療もそうだが、ホワイトニングは特に白くなったと感ずる満足感を自覚してもらうことが大切だと思われる。
だからこのように歯の色を評価する気持ちを十分心得て対応する必要がある。