今日の最後は矯正相談だった。
相談前に手術が必要な咬合と聞いていた。近くの高校の男子だった。
口腔内写真を撮影するためマスクを取ってもらう。
反対咬合を疑い、口腔内写真を撮り始めた。
オーバージェットのマイナスは大きく、オーバーバイトもマイナスのように見えた。
迷わず顎変形症の説明をすることになった。
近頃、顎変形症が保険で出来ることが知れ渡ってきている。
だから、少し正中がずれているだけでも、そうではないかと相談にくる。
また矯正のみで出来そうだが、手術を望むようなこともある。
顎変形症として治療を行うか否か判断に迷うことがよくある。
現状では絶対の基準がないので、患者さんの意向にも左右されることもある。
しかし、明らかに顎変形症としての治療としてふさわしくないケースは引き受けない。
だから、今回のように手術しか考えられないケースの相談はむしろ楽になる。
静岡医療センター口腔外科に診療情報提供書を書いた。
今年の春は男子高校生の顎変形症手術で様々なケースを経験した。
手術時期が問題となる。
男子高校生の手術が3年の夏休みにできないか。依頼書に書いたおいた。