毎日の診療で気付いたこと

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2件とも母親が患者

今までにも親が矯正治療を当クリニックで受けた人の子どもが相談に来ることが増えてきた。

きょうは矯正相談が2件あったが、いずれも連れてきた母親が当クリニックの患者さんだった。

どちらも初診は30年以上前で子ども時代の治療だった。

昨日、横浜で湘南矯正歯科研究会があった。湘南矯正歯科研究会の歴史も40年。

会員もそろそろ世代交代となってくる。そこで、それまでの資料をどうするかが話題となった。

そのまま保存、捨てるだけ、デジタルで残して捨てるなどが考えられる。

私はそのまま保存を続けてきたが、最近、昭和時代の模型だけは捨てた。

だから、今日の母親の模型はないかった、口腔内写真やレントゲン写真は捨ててはないがすぐにはでない。

しかしカルテは身近なところにあり、それまでの治療経過は分かった。

法律ではそれぞれ保存義務があるが矯正歯科医はそれ以上の期間保存していることはあたりまえだ。

でも、保存の手間と場所と、それがどれだけ役立つかを考えると捨てるしかなくなる。

最近では最初からデジタルの資料も多くなってきた。

その保存もハードディスク、クラウドなどと、保管場所が要らなく検索が速い。

一番保管場所に困る模型は口腔内スキャナーによって今年よりデジタル化できた。

それでもそれを3Dプリンターで造形して診断しているのでそれが残ってしまう。

やはりデジタル保存に対応した頭脳を持つ人でなければならない。

それには、次世代を待つしかないか。

矯正相談

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