マルチブラケットによる治療は1年余り前から始まっている患者の下顎両側第２大臼歯にチューブをダイレクトボンドした。

前歯、臼歯ともにバイトが深く、緊密な咬合であるため、下顎の歯はブラケットをつけるだけの隙間がない。

正しい位置ではないが、なんとかつけられるところにつけておいた。それでも何度も脱落し、急患として接着にきてもらった。まことに申し訳ないことだ。

今日の接着部位は一番つけにくく、取れやすいところと言ってもいいだろう。

特に右側は接着後、咬合で当たるので、かなりチューブを削った。それでも多少は当たっていたようだ。

治療への協力が大変よい子供なのでとれたらばつけに来てくれるだろうが、はずれないことを祈る気持ちだ。