20代男性の矯正相談があった。
叢生は著しいが、抜歯さえすればすぐ並びそうだ。
そんなケースなので特に難しく考えず一般的な説明をした。
最後に患者さんが格闘技をやっているが矯正治療は問題ないかと質問された。
最初は単純にスポーツと矯正治療と考えて、問題ないでしょうと答えた。
しかし、マウスピースをつけるのではないかと尋ねてみた。
やはりつけて行っているようだ、そうするとマルチブラケットとは相性が良くない。
たぶんマルチブラケットの上にマウスピースは作りにくいし、精密に作れば歯は動かない。
こんな事を書きながらマウスピース型矯正装置が思い浮かんだ。
これだけ叢生が強ければきっと抜歯ケースで排列すれば抜歯スペースほば無くなってしまうだろう。
これからよく検討するのだが診断時に提案してみようかと思う。
本格的なマウスピース型矯正の始まりとなるかもしれない。