今年はだいぶ診療の(特に技工)のデジタル化が進んだ。
昨年末に口腔内スキャナーが入り、今年より実用化し始めた。
最初は初診時検査に適用してアルジネート印象をなくした。
そこで、ディスプレーの画面上だけで診断や説明をすればいいわけだ。
だが、それはすんなりといかない。年のせいかもしれないが。
たしか、むかしワープロが普及し始めた頃も印字して紙上でなければ理解できなかった。
それが今ではディスプレー上で特に抵抗ない。
それを口腔内スキャナーに置き換えてみると実物を見たくなる。
だから石膏模型に代る実物がほしい。それには3Dプリンターが必要となる。
3年以上前に3Dプリンターを理解するために買った1台(熱積層造形)がある。
それはまだ現役で使っている。より大きくきれいにと考えて買った2台目(熱積層造形)
3台目は熱積層造形では完成物が熱や圧力に弱いので光造形を試しに買った。
これは光造形とは何かを知るためには役だったが、レジン操作や臭いで使用しなくなった。
4台目は歯科用と名のついた光造形プリンタとその附属品を買った。これは実用になっている。
そして今日から使い始めた光造形型の5台目、臭さはあるが使用した水洗いレジンは操作性がよい。
3Dプリンタはとにかく時間がかかる、今回のは速さを求めて買ったがいかがかな。
これらから、それらから何が生み出されるか、どんな技術が生まれるか、試行錯誤の連続だろう。
それが楽しいことなのかもしれない。