午前の初診相談は日本語の話せないフィリピン人の女子高生だった。
口腔内写真写真を撮ると前歯部がクロスバイト、顎の左側への偏位、顎変形も疑う。
それだけでも手術か否か考えなければならない程度だった。
さらに難しくしているのは左下4が抜歯してある。
相談に入ったが、通訳の母親も日本語が不十分で細かい会話ができない。
どうやらフィリピンで矯正を始めたようようだ。
そこで左下4だけ抜いたらしい。現在装置はついていない。
その続きの治療をの望んでいるようだ。
左下4が抜歯がされている。もしかしたら、それだけでクロスバイトを何とか治療しようとしたのかもしれない。
コミュニケーションはとれない、顎変形症かも知れない。
日本でなんとか矯正治療を受けたいという気持ちは分かるが、その状態をお引き受けするわけにはいかなかった。