今日の矯正相談は8歳の女の子。
近隣の矯正歯科医院からの紹介だった。
たぶん顎変形症の疑いがあるケースだろうと思っていた。
診ると反対咬合で顔つきはそれ程でもないが、構成咬合はとれない。
まだ上顎の両惻の側切歯が十分に萌出していなかった。
これがはえてからこの時期に被害改善するかどうかだ。
でも、それをしてもその後が心配そうだから紹介してきたのだろう。
矯正専門の診療所は増えてきたが保険で顎変形症を積極的に扱う医院は多くない。
相談に来た子が手術を受けるとすれば早くても9年後だろう。
先の長いことを考えなければならない。それまでどうしたらいいだろう。
結局、簡単な検査をして定期観察を勧めた。
まず混合歯列期で上顎側切歯のはえるのを待ち被蓋改善するかどうか。
永久歯列で抜歯して行うかどうか。そして、それらがだめなら外科併用矯正となる。
だが健康保険適用と子ども医療券が高校までとなると流れが変わってきてしまうかもしれない。