毎日の診療で気付いたこと

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3年後の再相談

30代男性が再相談に来院した。

検査が希望だったが3年近く経っているので再相談とした。

最初に撮った口腔内写真がありほとんど変化がないので再撮影はしなかった。

骨格的にはⅢ級で下顎が出ている、でも被蓋していて上顎前歯の叢生がきつい。

顎変形症で手術するほどでもなさそうだし、そのような希望もない。

そうすると抜歯ケースとして治療することになるだろう。

それにしても3年間あれば、長い矯正治療でも終わっていると思う。

残念な気もするが、3年間考えたのだから決意もかたく、やりとげられるだろう。

でも、その間に消費税による料金値上げもあった。今日はその料金変更も説明した。

そして相談だけと思っていたが、治療していく意志がはっきりしていた。

ちょうど、次ぎの予約枠がキャンセルになったので検査することとなった。

パノラマ撮影を行うとかなり口蓋側転位している左上側切歯に根尖病巣らしき像が見える。

そこで追加のデンタルX線写真を撮影した。それでは大きな病巣は見えない。

きっとそれは抜歯部位をきめる重要な要因となるので撮影した。

根尖病巣はないけれども根管治療はされている。抜くか排列するか考え込むことになる。

年齢のこともあるのでできるだけ速く動き、移動量が少なく早期に終了できる方法を提案したい。

矯正相談

 

 

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