昨年6月に上顎左側第2小臼歯スペースを確保したがなかなか出てこないのでパノラマX線写真を撮影した11歳女子が来院した。
その部位の歯はまだ出ていなかったが、その時写っていた上顎左右側の犬歯の出てくる方向やスペースが気になっていた。
まだ1年は経っていないが、側切歯の歯根吸収が起こっていないか気がかりだった。
そこで再度レントゲン写真を撮ることにした。それを決めるのにデジタルの撮影は簡単でよい。
仮診療所に引っ越した昨年初めより今の機械を使っている。
だんだんフィルムでの撮影、その後の処理はなどの厄介さは忘れてきたが、デジタルは被爆量が半分以下だと聞いていることも撮影に抵抗が少ない。
今回の撮影で右の犬歯は側切歯の歯根吸収は起こしていなかったが、方向は悪く、歯冠部はパノラマの軌道から外れボケていた。
さらに詳しく調べるのならばCTだろうが、そこまで自前では揃えられないので、必要ならば撮影を依頼することになろう。
もう当たり前かと思うがデジタルX線写真機を導入して良かった。