午後3時前、診療中に大きな寄ゆれを感じた。突然に「ガタン」と言う感じではなく船が波で揺れるように、大きく前後左右に揺さぶられるような様な感じがした。
けっこう長く続くので、治療を中断して患者をユニットからおろした。そして幸い仮診療所は1階で合ったためすぐに外へ出た。外には大きな駐車場もあり倒壊するような建物はない。
しばらくして戻って治療を続けた。余震も何度か来て心配しながら治療をした。時間はかかったが、なんとか治療は終えた。
その治療内容は顎変形症の外科手術直前のフック付けだった。当院で行うわけではないが、これが外科手術中だったらどうなったことだろうと心配したり、ほっとしたりした。
また、1階で靴のまま診療室に入っていることは、このような時には逃げるのには便利だなと思った。
幸いこの近辺では揺れに驚いただけで特に被害はなかったもようでよかったが、震源地に近い宮城、茨城の方では建物の倒壊や津波で大きな被害がでたように伝えられている。
震源地に近い宮城県北部には親しい先輩も住んでいる。電話をかけても当然通じない。どうなっているのだろうか。
無事を祈っている。