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難しい治療方針

今日診断した20歳女性の治療方針には悩み、今日は概略のみを説明して、最終的には2週間後にすることにした。

ケースはかなりの上顎前突だが骨格的な要因は少なく、上顎前歯の唇側傾斜が著しいだけなので、その点は上顎左右第一小臼歯の抜歯で決定となる。

下顎だが、両側第2大臼歯が近心傾斜して、その上に智歯がのしかかっている。加えて右下第一大臼歯、左下第2大臼歯には歯髄処置をしなけらばならないような大きなう蝕がある。

そして下顎智歯は小さめである。

一応患者さんには右下第一大臼歯と左下第2大臼歯を抜歯してう蝕のない歯で並べる考えを持っていると伝えた。

でも、一般歯科の歯科医の意見を聞いてう蝕の歯がどれくらい長持ちするか考慮しなければならない。

虫歯ではないが小さな智歯がどのくらい咬合に参加して長持ちするか検討しなけらばならない。

矯正歯科に35年も携わっていたもこのように治療方針に悩むことがある。いずれの方法でもうまく治す地震はある。しかしどちらの方がよりよいのかの検定は難しいし、やってみなけらば分からないのかもしれない。

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