毎日の診療で気付いたこと
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午後、静岡医療センター口腔外科から患者さんの紹介があった。
一般歯科からの依頼で左下５の開窓し牽引することだときいた。
ちょうど3時がキャンセルになっていたのでそこで相談することとなった。
CT撮影をし、そのDVDを持ってきた。しかしドルフィンに入れてみる時間がない。
通常の口腔内写真5枚を撮りながら、歯列、咬合、口元を観察した。
診ると左下5部に歯ははえていないことは分かったが、厳しい上顎前突でもあった。
そこで説明に入るのだが、主訴にない上顎前突を言うのは気が引ける。
しかし専門医が診ているのだからそれを無視することはできない。
さらに下顎前歯が2本先天欠如だというとも分かった・
それなら上顎前突の治療をしながら左下５を引き出せばいい。
1歯埋伏歯をけん引するだけでも自費の料金と1年から1年半くらいの期間はかかる。
それなら同時に上顎前突と下顎前歯2本先欠への治療を勧めることになる。
患者さんは大学生、そんな期間や費用は考えていなかったようだ。
今後どうされるのかはわからないが、やるなら在学中に終わりたい。