矯正治療は多くの場合、動的治療が終了した後、保定装置を入れる。
当院ではクリアリテーナーと呼ばれる透明なプラスチックで歯列をカバーするような装置を使ってもらう。
今日は、昨年12月に結婚式に間に合うように急いで撤去した患者の1カ月後を診た。
患者は満足している様子だったが、右側の前歯の少しの隙間が気になった。
そのことを説明して理解されたので、その部の閉鎖のため歯型で隙間なく並べ薄い素材でクリアリテーナーを作った。
装着すると少しきついが、それを1か月使っていると隙間は閉鎖できる予測である。
また、患者と診断コーナーで今までの経過と今後の注意を話した。
治療期間1年半もかからなかったのは大人としては非常に速く、咬合は安定していた。
歯根吸収も根尖が僅か鈍化している程度であった。
治療前後の口腔内写真、顔面写真を並べて印刷して、その変化を説明して、それを持ち帰ってもらった。