新患の予約らしい電話に受付が対応していた。
受付が新人でもあり、対応に困っている様子だった。
そこで、電話を代わった。電話相手は40代の男性だった。
内容は顎が歪んでいるといって顎変形症の治療を望んでいるようだ。
ネット検索をしたのだろう。当クリニックがそれに対応していることを見つけたという。
40代の年齢は気になるが、顎変形症なら他に相談できるところは少ないので受けようとした。
だが、話のなかで歯がないという言葉が出た。
数本歯が少ない患者さんは顎変形症として治療したことがある。
だからどの程度に歯がないのか聞いてみた。答えは「ほとんど無い」だった。
それでは、どんな治療していいのかわからない。相談者からは「総入れ歯を作るには」
なん質問もあった。顎変形がある総義歯をどう作るのか私にはわからない。
でも、当クリニックで治療できることではなさそうなのでその旨説明した。
顎変形症が保険でできる、それは事実なのだが十分に理解されていないことも感じる。