毎日の診療で気付いたこと

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口蓋側に萌出

今日の最後は矯正相談、昨年から3回目の相談になる中学生だ。

上顎両側犬歯の近心傾斜埋伏でけっこう難しそうだった。

昨年末、口腔外科に意見を求めて診療情報提供書を書いた。

その返書は今日見せていただくこととなった。

その意見は①経過観察②抜歯③開窓牽引で常識的な回答だった。

その中で経過観察は恐らく悪くなるだろうから勧めるようではなかった。

今日は歯が出てきたということでの相談だった。

診ると、右側中切歯の口蓋側に犬歯の尖頭が見える。

あの状態から何もしなくても方向を変えて出てくるんだとビックリした。

それでは、左測はどうなっているのだろうかと、パノラマX線写真を撮影した。

左側はまだ傾斜して出てくる様子はなかった。

前回の相談は他院撮影のX線写真を持ってきたが、見て返してしまったので比較できない。

そこで、また半年後にパノラマを撮影し比較することにした。

私は比較的のは経過観察で待つ方だが、抜歯してしまうという治療方針も十分考えられる。

出てきたので開窓せずにすんで良かったが移動するのに側切歯をかわすのも難しいだろう。

左側もどうなるかわからない。でも待って良いことになることもあるものだ。

治療について

 

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