毎日の診療で気付いたこと
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午後の初診は女子高校生で一見骨格に問題があるようには見えない。
口腔内写真を撮影し始めた。右上犬歯は明らかに唇側転位。
反対側はとみると左側中切歯の隣にある。側切歯はどこと見るとない。
口蓋側を覗いてもない。下顎はきれいに並んでいる。
でもよく見ると下顎が前歯が3本しかない。
こんな矯正治療に難しそうな先天欠如があるのに気になるのは右上犬歯だけ。
相談に入ったが先天欠如2本があるので抜歯ケースと考えるのか。
そうはいっても左上２と下顎前歯が1本足りないでは他にどう抜くのが良いのか。
そんな手間をかけても良い結果が望めるだろうか。
それでは歯列の拡大か、ただそれだけだと、たぶんオーバージェットが大きくなる。
そんな話をしながら、妥協的に飛び出している犬歯遠心の第一小臼歯を抜くかとも言った。
そうするとその犬歯を抜くのはとの質問もくる。それだって絶対にないわけでもないが。
そんな説明をして今日は終わったが、やはりやるなら簡単な方法をとるかと思う。