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傾斜移動はすぐ戻る

左上犬歯が八重歯になっている男子高校生が来院した。

この患者さんはその犬歯以外は並んでいるので、非抜歯での治療とした。

左上智歯を抜歯し第2大臼歯(7)を遠心移動し順次、小臼歯部まで遠心移動することにした。

そのため、リンガルアーチの補助弾線で遠心移動した。

1月に装置を装着し先月までに順調に3㍉程度まで遠心移動(傾斜移動)した。

もう少し移動するように調整して今日はそれを留めておくリンガルアーチを作る予定だった。

見ると、6-7間にに全くスペースがない。先月3㍉ほど開いたスペースがまったくない。

補助断線が7の作用させていた補助断線が咬合面をのりこえ、遠心面にあった。

いままでにも弾線が歯肉に食い込んだり咬合面に乗り上げたことはある。

だが患者さん自身がも戻したり、急患来院して調整して問題なかった。

弾線がはずれたことに患者さんは全く気づかなかったといっていた。

今回のようなことは今までになかったので驚き、がっかりした。

しかたがない、7にバンドを付けて、それに弾線がかかるようにして飛びこえを防ぐことにした。患者さんには申し訳ない結果となってしまった。

治療について

 

 

 

 

 

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