2011年7月20日の記事

今日は顎変形症として治療されている29歳女性の引き継ぎのための検査を行った。

矯正治療は治療期間が長いため、途中で通院できないところに転居することがある。そういう時には治療の継続依頼（転医）と言うことになる。

転医には様々な問題がつきまとう。まずは料金は、私は最後まで自分で治療できなかったので現在治療している段階の残額よりやや多めの返金を考えている。そうすればトラブルは少ないと思うのだけれどみんながそう考えて返金するわけでもないようだ。

今回は保険治療なのでそのような問題はなかった。

ブラケットについては流儀により似ているようでことあっていることはある。治療を引き受けると同時に全部自分流のブラケットに換えるところもあるようだ。私はできるだけそのままのブラケットで治療する。

ここらに考え方が出るのかも知らない。「引き受けた以上すべて自分の責任だから、自分のやり方にすべて変えて治療結果を自分の理想にしあげる」と言う考えもあるだろう。

しかし私は「途中まで他の人がやってきたのだから、その続きをほどほどに仕上げるのもやむを得ないのではないか」と考えている。だからブラケットも変えず治療期間もできるだけ早めに終わる。

治療方針についてもしかりである。しかし以前に非抜歯方針をどうしても無理なので抜歯を提案したこともあった。

依頼先をが決めてある場合もあるが、そこにかぎらず、よく初診で相談して気に入ったところを選ぶのがよいと思う。

治療について

｜ブログ｜2011年7月｜18:57:48