毎日の診療で気付いたこと
ブログ記事 合計 3519 件
今日、急患で20代女性が来院した。
困っていることは連続結紮のワイヤーが切れて飛び出したことだった。
その結紮は上顎前歯を１歯ずつ右側へ動かすための固定だった。
その効果で歯は順次右側へ動いている。
ちょうど今はその空隙が正中となっていた。
ちょっと見は２ミリ以上の正中離開となっている。
これは気になることはわかる。
しかし右側の中切歯の近心はピタリ下顎正中と一致している。
まさに目的のように治療はうまくいっているで、やむを得ない状態だ。
急患だったが次の処置左側の中切歯の右側移動の力をかけた。
これでだんだん正中は閉鎖してくるのでしばらく我慢してくださいと伝えた。
このようになることは予測できるので前回に説明しておけばよかったと思った。