矯正の健康保険治療は指定された先天奇形と顎変形症に限り適用される。
先天奇形の場合は「自立支援」で窓口負担が1割のケースが多く、窓口負担は少ないことが多い。
しかし顎変形症は3割負担のケースが多く、その1回の保険点数の3割負担は意外に大きくなることがある。
治療費を合計してみれば、保険の3割負担は自費に比べてはるかに少ない。しかしその日の点数の合計の3割の金額をもちあわせていなく未収になることがよくある。
保険治療が一般的に負担が低いので、ちょっと多いと驚かせてしまうことになる。
矯正治料の場合、次回の治療内容が予測しやすいため、できる限り前もって負担金はどのくらいか知らせるようにしている。
しかし、予想外に装置が壊れていたり、ステップを上げたりするとそういう事態となる。
きょうは転医してきた保険患者に前より負担が多いと受付が言われていたが、保険は一つ一つの医療行為に決められて点数を合計して計算するものだからやむを得ない。
領収書に点数の明細も記載してある。感覚的には分からないこともないが理解していただかなければならない。