毎日の診療で気付いたこと
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マルチブラケットをつけるとブラッシングは特別に気をつけなければならない。
きょう保定診断した男子中学生の患者さんは4年前の相談に来た。
混合歯列期で上顎前突だったのでプレートでオーバージェット、オーバーバイトの改善を図った。
その当時は母親が当クリニックで治療していることもあり、歯磨き、プレート装着などとても協力がよかった。
永久歯列となり仕上げのマルチブラケット装着となった。
抜歯か非抜歯も非常に悩んだが非抜歯で短期に仕上げることにした。
装置をつけて始めると、以前と変わって歯磨きがとても悪い、
赤染をして何度も指導しても改善がない。
母親にあんなに協力がよかったのにと言っても改善するわけもない。
なんとか1年余りでブラケットをはずすことができた。
無残にブラケット回り、歯頚部付近が白濁してしまった。
そこで前から効果を期待しているアパガードリナメルを使ってもらった。
保定診断で先月のひどい写真をみることになった。
実際に見てみると先月よりは歯肉も白濁もよくなっている。
まだまだだ、これを継続してもらえれば、あまり目立たなくなる程度までは改善するとみている。
それにしてもどうしてあんなに協力がよかった子がと思う。