毎日の診療で気付いたこと
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歯列模型を診るとひどくはなさそうに見える症例。
しかし、それが口腔内に入、顔とのバランスになると非常に難しい状態。
下顎が小さく後退、後方回転していて頤がほとんどない。
また口唇閉鎖不全が著しい。
先日、初診相談に来院した時にはこの咬合では顎変形症にはならない。
として自費で検査して、今日は自費での診断となった。
しかし分析したり、過去の類似症例のカルテを取り出したりして検討していた。
今日の診断でも迷い、似たような症例で10年ほど前に手術したケースを
紹介して相談した。
いっそ咬合が、上顎前突や開咬なら悩まない。でも審美だけでなく、著しい口唇閉鎖不全という機能の障害もあるのだから手術適用もありかもしれない。
今後、患者さんがどのような考えになるか、それに従って対応していきたい。