毎日の診療で気付いたこと
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今日の最初は再相談だった。
再相談と言っても初診は20年前、治療終了から17年が経っている。
年齢は30代(男性)、になっている。
骨格的には反対咬合だが少し被蓋がついていて正中離開だった。
上顎のみにマルチブラケットをつけて8か月程度で終わっている。
その後の保定もほとんど来院せず、今日の再相談となった。
診るとまず歯周病がひどい状態になっている。
発赤、腫脹、歯石ととても矯正治療をすぐには考えられない。
15歳の写真が残っていた。その時も第一大臼歯はⅢ級関係だった。
現在はⅢ級でも明らかに悪化している。
男子の成長はだらだら続くと説明するが実感できたのは初めてだ。
でも前歯部の被蓋はわずかに残っている。
今回、もし治療を行うなら、まず歯周病治療をしっかりやらなければならない。
そして、矯正治療は手術を伴う矯正になるのではと考え説明した。
最近は新患は少なく、このような再相談が多くなっている。