毎日の診療で気付いたこと
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6年前にマルチブラケットによる治療を非抜歯で行っていた。
1年ほどたち抜歯なしではオーバージェットが残る見通しとなった。
診断では非抜歯だったのに抜歯を提案するするのは術者としては気になる。
答えは「抜歯しない、オーバージェットもこのままでいい」だった。
それなら早めに終わりましょうと気になりながらも装置を撤去した。
そして保定中も定期的に来院してくれた。そのたびに気になった。
時々は再治療について尋ねてみたが再治療には至らなかった。
そしてついに目安の保定4年が過ぎ、気になりながらも再治療なしで終了した。
その時にも再治療の話はしておいた。
それから1年ほどたち再治療の希望の連絡が来た。
これだけ何度も言ってきた結果、やらずに終了したのだから、料金は最初からでもおかしくないかもしれない。
おそらくほかの矯正歯科医院に行けばそうだろう。
でも、途中で抜歯を提案したのは診断の誤りだったと考えたくないが、気になっていることは確かだ。
そして、治療を早く終わったことは当クリニックでは安いこととなる。
そこで残りの料金でやることにした。でもその間に少し値上げしたのでその分は理解していただいた。
長年気になっていた治療が今回始まる、やはり専門医を名乗っている以上きっちり仕上げたい。