今日の新患相談は23歳女性で、中程度の上顎前突だった。症例としては特別なことではないが、相談の中で専門医という言葉がでてきた。
私は相談時に主訴をたずねて後に、紹介者がある場合をのぞいて、どうして当院を知ったかということを聞くことにしている。
その質問の答えは、日本矯正歯科学会のホームページで近くの専門医を探したとのことだった。
今、矯正専門医の標榜、広告宣伝が3つの組織がそれぞれ主張して結局のところまとまっていないため、せっかく審査と通過していても広告できない状態になっている。
ホームページは広告に当たらないため、そこでだけしか知ることができないような状態だ。
矯正歯科ような狭い社会で3グループが意見を言いあっている時ではないと思うのにもう何年も続いている。
私は日本矯正歯科歯科学会の専門医だからその主張が通ることが良いと思うが、それぞれ妥協点をも見つけてなんとか統一してもらいたいものだ。