今日は午前に中学生の妹、午後に高校生の兄のマルチブラケットを撤去して資料採得クリアリテーナーのセットを行った。
2年前にこの2人の初診相談があった。その前に他の矯正歯科医院で検査診断を受けている。
その方針(抜歯)に不満があったのか、説明が不十分だったのかよくわからなかったが、そこでは治療をうけなかった。
そのようなケースはとかく当院でも問題になりやすいので、できるだけ対応に配慮した。
兄、妹ともに口元が突出した上顎前突で矯正歯科医の誰が診ても抜歯ケースだ。私も当然抜歯ケースとしての治療方針を立てた。そしてそれを丁寧に説明して理解を求めた。
なんとか抜歯の必要性を理解していただいて抜歯してきてもらった。その後の治療もできるだけ毎回治療内容を分かりやすく説明をしていった。
そして最後に撤去前も納得してはずせるかどうか確認をしつこいほど行った。
そして2年弱、やっと今日の兄妹の同日装置撤去にいたった。
今までいろいろと質問は受けたがトラブルになったという感じは一度もなかった。これで終わりというわけではないが無事装置が撤去できて安堵している。
仕上がりは2人と良かった。初診とは見違えるほどのバランスのとれた口元になった。このまま保定も順調に進んでいければよいがと思っている。