今日は2人の初診相談に応じた。
1人目は25歳女性、当院で矯正相談4件目、主訴は下顎の右側へのゆがみだ。歯列、咬合にも問題はあるが、それは矯正治療だけで治せる程度であった。
しかし、矯正治療だけで下顎のゆがみは治せないと考えられる。そうなると外科併用でのの治療となるが、保険治療の治療がふさわしいかどうか疑問になる。最近、額変形症の保険診療がいろいろと指摘されているなかで問題になりそうなことはしたくない。
患者さんは矯正治療だけでも顎のゆがみは治せると思っていたらしい。すでに相談した専門医、認定医はそうではないことを伝えている。しかし手術までの決断はまだついていないようだった。
結局手術するかどうか決めて再度相談するように説明して終わった。
2人目は42歳女性で2週間ほど前に矯正専門医でブラケットをはずしたばかりだ。主訴は咬合平面ゆがみ、右側があがって、左側が下がっているという。そのため右側で噛めない、顎関節の症状なども訴えている。さらにアーチのゆがみ(犬歯部での膨らみ)も言っていた。
治療した矯正歯科医はそれに対しての治療の努力をしているように聞こえた。そうすると私のできることはない。
相談者は困っていること強くを訴えているが私にはとても患者さんの要望に応えられる自信がない。
そこで、困っている人は、おかしな所に迷い込む可能性があると考えて、私の所属する日本臨床矯正歯科会の静岡支部で外科手術にも対応している診療所のリストをお渡しして、そこでも相談してみてくださいということで終わった。
今日は比較的アポイントが少なかったのでじっくりとお話ができてよかったが、最近はセカンドオピニオン的なことばかりが多くなってきている。
忙しいときには応じきれないかもしれない。