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2012年5月12日の記事

マルチブラケット撤去を決める2012/05/12

今日、11歳女子のマルチブラケット装置を撤去した。

通常の私のやり方は2か月前に撤去を暗示する。(次の次くらいにはずせるねというような言い方)

そして、それをカルテにも書いておく。実際にそれで9割以上予定どうりにはずしている。

しかし今日のケースでは、先月ゴムかけを指示した部分はよくなっているが、正中は一致していないし、小臼歯部はかみ合わせがあまい。

その旨、母親に伝えて、今日の撤去予定をどうするか相談した。

結局、撤去の判断を私に委ねられた。

矯正専門医が矯正治療のゴールの理想を求めたら、まだ数カ月は治療を続けるのだろうなと思いつつ、装置をはずした。

後、何カ月か治療を行って正中を合わせても、小臼歯部を咬ませても、その後の安定を考えるとむなしいことになるのではないかと思ったので撤去を決定した。

もちろん患者の子供には喜ばれて母親も納得してくれたと思っている。

それに学校検診で歯肉炎のことも指摘されていたので、装置撤去でやむを得なかったというより良かったと解釈したい。

治療について

ブログ2012年5月|18:30:54

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