当院は平成元年より医療法人を設立して運営している。
設立に際してはそれが得意な整理事務所が簡単に作ってくれた。費用はかかったものの特にわずらわしいこともなく医療法人となった。
その事務所が島田市で遠かったためを平成10年頃から別の地元の会計事務所に換えて、税務は行ってきた。
それが、今回の区画整理での2度の診療所の移転で医療法人の手続きがとんでもなく面倒なことだということがわかった。
個人立の場合ならば、認可もいらず、開業してから届けを行えばいいというような楽さだ。
ところが医療法人となると、実質的には同じようなことが、3ヶ月前からの事前協議、それから書類をだして認可がいおりて、そして開設を申請する。
とに角面倒だ。とても自分ではできない。今は行政書士の仕事になっているようだが、それも行政書士の資格があればできるというようなものでもなさそうだ。それが得意な行政書士にめぐり会うにも一苦労あった。
そして移転前の平成21年秋に服部さんを行政書士会から紹介していただいてつき合いが始まった。
仮診療所の間しばらく縁が切れたが、また戻るときに大変お世話になった。
開設だけでない、土地の賃貸、売買などが絡んできたので余計面倒だった。
しかし、それも終えて先日支払いも済ませて、今日は診療の合間に、今までの経過や今後の話などした。
一応の決着をみて安心したが、医療法人ははたしてメリットがあったのかと感じたしだいだ。