一昨日、沼津歯科医師会会員がなくなったお通夜に参列した。
私と同年齢61歳、食道がんで、みつかってから1年余りの命だったようだ。
まだまだ私より年齢の上の先生方がなくなることが多い。しかし会員で私より若い先生も何人もなくなっている。
当然若い先生が亡くなった時はショックの大きいが、同年齢はもっとこたえる。
なくなるまで頭はしっかりしていたようで、1週間前にお通夜でのあいさつ文を託してあった。
それを聞くと、しっかりした文で1週間後に亡くなる人が書いているようには思えなかった。
納得できる死などないと思うが、その文では、余命の1年をたんたんと過ごして取り乱すようなことはなかったようだ。
死は必ずだれにでもやってくる。しかし何時かわからない。
我々のような長期にわたる治療を行う職業は治療の継続が大切なこととなる。
最近では身近な先輩が医療法人の理事長を交代して、徐々に引退していく例が増えてきている。
当院も医療法人にしているのでいずれかそのようにすることになるだろうが、まだはっきりしていない。
同年齢の死でいろいろと感ずることがある。何から手をつけたらよいのだろうか。