毎日の診療で気付いたこと

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就学児童検診

毎年、この時期にやってくる就学児童検診、今日も校医となっている香貫小学校へ出向いた。

着くとすぐに5人ずつに分かれた次期1年生が5年生に連れられ、検診場の教室にやってくる。

検診内容は、通常の検診と違って、永久歯、乳歯の処置歯と未処置歯の数をしらべるだけだ。ほかにも歯や口腔に異常があれば指摘するのだが、あまりない。

今日は102人と聞いていた。例年より多いそうだ。

その理由に、香貫小は山の上にあるためかもしれないと。本当かどうかわからないが親が津波を気にしているのが想像できる。

検診結果は例年と同じパターンで多くの虫歯0と、わずかなとてもひどい虫歯だらけのこどもだ。わずかな人が何とかならないものかと思う。

また矯正歯科的にみると、ちょうど永久歯に生え換わってき始める時期だ。

その頃は、前歯に隙間が多くあるのが健康的で、大きな永久歯を迎えるのにふさわしいわけだ。

しかし現実はすごくきれいに並んでいる子供が多かった。さらに乳歯の叢生さえみかけた。

これでは交換が進めば永久歯は当然並びきれない。問題のある人がすべて矯正治療を受けられる状態ではない。これも困った問題だ。

 

 

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